『湧』<blog magazine> nishitakesi

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【紅露工房便り】藍、台風、お盆 ~西表島より~

こんにちは。

 

西表の祖納、干立集落では旧暦の7月13日から15日にかけて、旧盆行事が行われました。陽が沈み暗くなった頃にあの世から来た精霊と言われるアンガマの一行が現れ、仏壇のある家に招かれ踊りを演じ先祖供養をします。アンガマの一行は3晩とも深夜まで村の家々をまわり、時にユーモアに溢れ笑いを誘いながら賑やかにご先祖様たちを楽しませます。

昔から続くこの行事が今もいきいきと受け継がれ、そこにいる皆があの世とこの世の人たちの交流を大切に楽しむ光景に胸が熱くなりました。

 

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さて、工房では先日の台風10号の接近前に藍の刈り取り作業をしました。

 

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工房で育てているインド藍はシマ藍、木藍とも呼ばれています。

  

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高く伸び育った藍をカマでで刈り取り、葉を水に浸し重石を乗せて泥藍づくりの準備をしました。

 

 

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重石の代わりに使用しているのは大きな珊瑚です。

この後インジカンという成分が葉から溶け出したら葉を取り除き、石灰を加えてさらに攪拌します。

 

 

工房での仕事は、気候や地域行事とうまく付き合いながらその時その時でやることが決まっていきます。

ここで生まれる布がはらんでいるおおらかで無理のない空気感は、島のゆったりとした時の流れと豊かな自然環境に身を委ねるような生活が基盤にあるからこそなのかもしれません。 

西表島・紅露工房シンフォニー 自然共生型暮らし・文化再生の先行モデル

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