『湧』<blog magazine> nishitakesi

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【ポエタロ:覚和歌子】「穴」ショートショート・エッセイ

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山でひとりで仕事をしていると、夕方5時になるのが待ちきれないのである。

缶ビールである。

ぷしゅ、なのである。

東京にいると欲しくならないのだが、恐るべし、山のチカラ。

じゃなくて、車がなく免許もなく引きこもりになるしかないから、楽しみが限定されるというか、さもないことが異常な喜びになるというか。

このようにしてひとは中毒という名の穴に落ちていくのだなと、缶ビールのプルトップの穴を眺めつつ。

くうぅぅっ。