『湧』<blog magazine> nishitakesi

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【チベッタン・ヒーリング:梅野泉】No12_たった一日でも、世界を清らかな顕われとみて生きてみる。今日という一日。

前回のブログでご案内させていただいた「チベット高僧 自作詩より日本を語る」はリンポチェが座につかれたとたんに清浄なる空気が漂い、明け方に咲く蓮の花がそこに咲いたかのよう。私の返礼の詩にお応えくださり、チベットの聖なる歌をうたわれたときは、とたんにその場が青空の果てにまで広がるチベット高原へと変容したかのよう。
この世界は見方ひとつでどのようにも変容する。それはまるで、心の写し鏡のよう。
二チャン・リンポチェがご覧になった日本、7/28のイベントで詠まれた詩でご紹介します。

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写真は二チャン・リンポチェとブータンでディルゴ・ケンツェ・リンポチェの国葬の折

タイトルはないのですが、便宜的に「清浄なる顕われ」とさせていただきます。

須弥山の南方、大海に浮かぶ島
神々しくそびえたつ富士は荘厳なる顕われ
四季は移ろい、大地は色を変え、
山の神々が秋の訪れを告げるとき
森はいっせいに赤く燃えたつ
十方の浄土、善男善女を取り囲み
童すらもが般若心経を諳んじる
空より東の国を眺めるは我
西の国より赤い小鳥となって飛んできたチベット僧
祈願のなかにあるとき赤い小鳥は清らかな顕われそのもとなり
胸の和毛は歓びでふくれあがる
この生においての幸せと、この生を超えた永遠なる楽、悟りの智慧が、
いやまさんことを!

リンポチェへの返礼の詩
「赤い小鳥さん」

赤い小鳥さん、赤い小鳥さん、教えておくれ
 清らかな目で見ればここは仏国浄土
 けれど二元的な世界の現実が苦しみの怪獣となって凡夫を襲う
 わたしは踏みつけられる虫けらよ、でしょ、赤い小鳥さん?

   中略

赤い小鳥さん、赤い小鳥さん 幸せの歌をうたっておくれ
みんなが自由に空を飛べるように
みんなが生きづらい世界から解放されるように
胸の和毛をふるわせて高らかにうたっておくれ!
無明の森の奥で眠るこどもたちのために 枕元までおりてきて
目覚めの歌をうたっておくれ
~朝日の輝きのなかへ
苦しみの夜の海で溺れる生き物たちのために 向こう岸へと渡る導き手となって
飛び方を教えておくれ
~翼を!つばさを!

そしてこどもたちが目覚めた暁には 今までのすべてが
夢であったのだと悟れますように
~この森も、涙で濡らした枕も

生き物たちが岸辺へと着地したそのとたん
苦しみの海サムサーラもなければ、涅槃ニルバーナもないのだと
ふたつはひとつなのだと悟れますように

Just Being as it is ! 怖れも期待もないあるがままを!
~こんなミラクルな世界が、赤い小鳥さんの目にはリアルに普通に映っているなんてこがあるの?あるって知るだけも、わたしたちにも逆転満塁ホームランの希望がやってくるってわけさ、ねえ~赤い小鳥さん!

リンポチェ、ここで「そうです!」とお答えになられ、うたい始められたのです。
次回は、その歌の内容に迫ってみます。 

チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え

チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え

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