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【紅露工房便り】ブーの採取 ~西表島より~

こんにちは。

 

先日苧麻の糸を取り出しました。

苧麻はここではブー、芭蕉はウーと呼びます。

 

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水に浸した茎から繊維を取り出します。

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約50日で育つブーは古くから生活の中で利用されている素材です。

村のツカサ(神司様)の白い打掛はブーでできており、また、昔は子供が転んだりぼーっとしている時にはブーの糸で魂結びを作り身につけて、落っことした魂を元に戻していたそうです。霊力を持つ糸としてお家の神棚にはいつもブーが置かれていたとのこと。

 

年に5回ほど育ちますが、一番質の良いのはうりずんブーと呼ばれる春に取れる糸です。

ちょっと遅めの採取ではありましたが、白くて綺麗な繊維が取り出せました。

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このあとさらに繊維を繊維を割いて繋げる工程を経てようやく、織に使う糸が完成します。

(文責と画像は紅露工房のスタッフによる)

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