【紅露工房便り】お日様をねらって ~西表島より~
こんにちは。
梅雨の季節、雨が多くむっとした空気の毎日が続いています。
一日中同じ天気の日は無く、一日の中で何度も空模様が変わります。
家から工房に車で向かう10分間で、雨、晴れ、曇りの天気を通ることすらしばしば。
そんな中、お日様がでている時を狙って外の作業をしています。
経糸(たていと)に糊をつけ、張って乾かす「カチタミ」という八重山特有の糊張りの工程。
カチは経糸、タミは引っ張ることを意味し、カチタミをすることによって糸のテンションが引き揃えられ、絣模様がずれにくくなります。
これは、短期滞在している研修生の作品で、舞台をやっている彼女は自分の作品で使用する布を制作中です。
茜の赤が美しく染まりました。
こちらは工房の中。昭子さんのご友人がお庭で育てたお花を持ってきてくださいました。
可愛らしい月桃の蕾と百合のいい香りに、じめっとした気持ちもスッと癒されます。
(文責と画像は紅露工房のスタッフによる)

西表島・紅露工房シンフォニー 自然共生型暮らし・文化再生の先行モデル
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