『湧』<blog magazine> nishitakesi

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【coffee break:お題】星野源さんと同じ病気で死にかけた時の歯磨き

または、文春砲に撃たれた、小室哲哉さんの本物の奥様も、勝手に病気仲間である。

あ、遅くなりましたが地湧社の事務局です。

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 倒れた瞬間のことは全く覚えていない。気がつけば、周りの人(身内か看護師さんかな)の話を総合すると、どうやら品川駅で倒れて、某病院から転送されて、自衛隊が隣にある病院に運び込まれたらしい。

 病状は、あまり芳しくなかった。何しろ、病院内の廊下ですら、覚えられず、部屋を何度も間違え、看護師さんからは要チェックリストのトップに載っていたらしい。どの看護師さんからも、常に行動を監視(見守られ?)され、別の塔に行こうとすると「〇〇さん、そっちに行ってちゃダメだよ」と幼稚園児みたいにチェックされた。

 そんな状態だから、当然おかしいと判断され、色々と診察され、結果的には、脳髄液が抜けない病気になっていたらしい。液が抜けないから、脳が圧迫されて、働きがおかしくなっていたそうだ。

 そこで、脳髄液を人工的に抜く器具をつける手術を受けることになった。看護師さんからは「全身麻酔をかけられて、気がついたら終わっているから、何にも心配することはないわよ」と言われた。と続けて「そうそう、全身麻酔では手術中、呼吸管理のために口から管が入るから、歯の詰め物が抜けることもあるから注意してね」と言われたが、何が心配で、どう注意すればいいのかは、よくわからなかった。

なのに、悪夢をみた(笑)

 何しろ、レクスター(ちょっと古い映画だが、羊たちの沈黙)が出てきて、自分の脳を食べる最後のシーンが繰り返されるのである。「またまた」なんて突っ込みを入れたくなると思うが、本当なのである。証拠としては、手術の翌日、頭のリハビリの人には話したので、恐らく記録には残っているはずである。

「え、手術の翌日からリハビリしてたの?」とも、突っ込みを入れたくなると思うだろうが、近頃の理論では、安静してるぐらいなら、多少無理をしてでも、リハビリに励んだ方が治りが早くなるらしい。健康保険との関係もあるらしく、病院は1日でも早く退院させようとするのである。

 朝の回診(医者のドラマでよくある、偉いさんの後をゾロゾロ続くシーン)では「〇〇さん、調子はどうですか?」と聞かれたから「まあ、何とか大丈夫そうです」と答えると「じゃあ、今日からリハビリ頑張って下さい」と偉そうな先生に言われた。金魚の糞なお兄ちゃんに「では、リハビリ手配しておきます」と言われた。リハビリと称した、スパルタだ。

と、その日の夕食後、歯の詰め物がグラグラし始めた。あえて、無視していたが、翌日にはポロリと逝ってしまった。その時は、左目が見えないという、事態に気づき、精神的にはそちらのケアーが優先順位は高かった。総合病院でありながら、歯科医がなかったので、外の歯医者に行くには、医者の外出許可も必要だった。億劫で、看護師さんにも相談出来ず仕舞いになってしまった。

 その代り、1日3回目、各10分以上かけて歯磨きした。その頃、通っていた日本橋の五大歯科で習った歯磨きの仕方を思い出し、退院したら、すぐに歯医者に行くぞと心に決め、必死に磨きに磨いた。

 そして、2ヶ月後、やっと退院できた。すでに、数カ月の月日は流れており、病院のいち早く退院させるリストからは外れていたらしく、最後の方はあまり関心が無いように扱われていた。

 退院しても、会社には行けず、暇な日々が続いた。人間は、不自由はなく、一旦、関心が無くなると、嫌なことは思い出さないものである。それが、歯の治療だった。

 その頃は、歯磨きも、入院する前ぐらいに戻っていた。会社にはリハビリを兼ねて、週1回ぐらい通って、ノホホンと暮らしていた。

 だが、来る日は来るものである。抜けた方の反対側で、ご飯を噛み続けたからか、とうとうブリッジが抜けてしまったのである。さすがに、噛めない。

 意を決して、歯医者に行くことにしたが、日本橋までは行けない。体力もない。無い無い尽くしで、10年以上前に通っていた、近くの歯科医に行くことにした。家族は通っていたので、カルテは残っていたらしい。その歯医者、なぜか鉄を切るときに出る火花の防具みたいで、透明なお面を被っている。下町だからか。

 そうそう、と思い出し、先生も歳をとったなと自分のことはさて置き、感慨深く感傷に浸っていたのである。「どうしました?」とお決まり文句「実は、先生のところでつけた、ブリッジが抜けたのと、左はちょっと手術の時に抜けちゃいまして」と言い、口を開けると「ブリッジは何とかなりそうですが、左の方は抜くしか無いですね」と宣告された。

 もちろん、歯磨きは熱心に続けるとともに、早めに歯医者に行くべきですね。。。

宜しくです。

(nishitakesiによる文章と画像)

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